理学療法学生のための理学療法士によるPT会議室

肩関節・肩甲骨 姿勢アライメントについて

こんにちわ!

 

大学生の時、アイス食べたいけどお金がもったいないから

チューチューを凍らせて食べて夏を過ごしていましたPAISENです。

 

100円で10本?入りはお得ですね。

冷たいものだったら何でもよかったのでよく買ってました。笑

 

 

さてさて今日はですね

 

 

肩関節・肩甲骨の姿勢アライメントについて!!!

 

特に今日は静止アライメントについて書いていきたいと思います。

 

 肩関節

正常なアライメント

ここでいう肩関節は肩甲上腕関節のこと。

 

1)上腕骨頭の前方変位が上腕骨頭の直径の1/3以内

矢状面から見たときに上腕骨頭の上部を覆うような形で肩甲骨の肩峰がある。

正常では肩峰の下に上腕骨頭があり、肩峰に対して上腕骨頭は直径の1/3内に収まっている。

 

 

2)上腕骨頭と肩峰間の距離

正常:1cm(10mm)

基本的には画像所見で確認することができる。

触診においては左右差を確認すると良いかも?

 

 

マルアライメント

1)上腕骨頭前方変位

肩峰に対して上腕骨頭が1/3以上前方に変位している。

 

<主な原因>

・大胸筋・広背筋の硬化・短縮

・肩関節後方関節包短縮+前方関節包伸張位

・肩甲下筋の筋力低下

・肩関節外旋筋群の硬化・短縮

・胸椎後弯・肩甲骨外転位

など

 

 

2)上腕骨頭と肩峰間の距離の短縮

上腕骨頭と肩峰間の距離が1cm以内である。

画像所見から確認する。

 

<原因>

・回旋筋腱板の機能不全・短縮

・腱板に対して三角筋が優位に働いている→三角筋の硬化

など

 

肩甲骨

正常なアライメント

1)脊柱に対して肩甲骨内側縁が軽度上方回旋位(約5°)

 

2)肩甲骨上角はTh2レベルの高さ、肩甲骨下角はTh7レベルの高さ

 

3)前額面に対して約45°内旋位

 

4)前額面に対して約10°前傾

 

5)胸椎棘突起と肩甲棘基部の距離は約7.5cm

マルアライメント

1)脊柱に対して肩甲骨が下方回旋位

肩甲骨内側縁が脊柱に対して下方回旋位、もしくは平行

<原因>

・棘上筋の短縮(肩関節周囲炎や腱板損傷など)

・小胸筋の短縮

・前鋸筋の弱化

などが考えられる

 

2)肩甲骨の挙上・下制

肩甲骨上角の位置がTh2レベルよりも高い、または低い

<原因>

僧帽筋上部線維や肩甲挙筋の短縮/弱化

僧帽筋下部線維や広背筋の短縮/弱化

など

 

3)肩甲骨の過剰な外転・内旋・前傾

<原因>

・小胸筋、大胸筋の短縮

・菱形筋や僧帽筋中部・下部の筋力低下

・胸椎後弯の増加

など

 

 

ちなみに私はその人の生活や職業に合わせて肩甲骨と肩関節の静止アライメントを

診るときには座位でみるか立位でみるかで分けて診ています。

 

 

肩関節の患者さんの際には肩関節や肩甲骨のアライメントをみるのはもちろんですが、

頸部や腰の患者さんでも肩甲骨の評価は必要だと思うのでしっかり評価しましょう。

 

 

今日はここまで!

 

 

ではでは。